感じて、考えて。

やたら考えやたら書きます。

∠RECEIVER

今日で熊本地震から4年が経つ。熊本城も復興が進み、熊本は随分と復興していると思っていた。

 

否だった。私は益城阿蘇のことを見ていなかった。今日の新聞に載っていたインタビュー欄に、対象の市町村に住む多くの人が「復興していない」と答えていた。震災以降偏頭痛の方や手術のできない病、精神的な病に侵されている方、仮設住宅に悩む方の存在を知った。

 

私が震災復興に関してできることは、こうして文章を紡ぎ風化を防ぐことだ。大好きな地元である熊本の情報に詳しい私でさえ知らないことがある。他の方、ましてや県外の方はもっとではなかろうか。

 

ここで、タイトルにしている歌を紹介したい。ポルノグラフィティの∠RECEIVERである。東日本大震災後のライブツアー「ポルノ丸」にて、お決まりだった彼らのアンコールラスト曲「ジレンマ」を変更し歌われた曲だ。この曲には生々しい地震の表現がある。しかしこれを風化してはいけない。今この曲をせず、震災から目を逸らすわけにはいかない。彼らはその一心で、賛否両論あったであろうが演奏した。

 

僕たちがコントロール

できることはほんの少し
ほとんどの出来事には

関われないとしても
この星の裏側でも僕たちの足下でも
起こりうる出来事から逃げない
受信者(∠RECEIVER)でいたい

∠RECEIVER / ポルノグラフィティ

∠RECEIVER

∠RECEIVER

 

私を含め全ての方ができることはふたつ。大切な情報が色褪せないように尽力すること。その情報を受け取る、つまり受信者であり続けること。色褪せないように尽力することは、全ての人にはできないかもしれない。ただ、忘れないこと、情報から目を逸らさず「受信」し続けることは、できるのではないだろうか。私たちは「受信者」でなくてはならない。